2013年11月25日

デジタルアンプキットの組立メモ - 最終回 -

前回の記事に引き続きNFJのTripath TA2020搭載 デジタルアンプ自作キットを作例として私なりの製作手順を書いています。


●5V独立給電化キットの取り付け

このデジタルアンプキットはDC12Vの電源を使用していますが、
TA2020・IC自体の動作にはDC5Vの電源も必要です。

TA2020のIC内部にはDC5Vに変換するレギュレーター回路が組み込まれていてTA2020の30番ピンからDC5Vが出力されています。
ノーマル状態のNFJアンプキットではこの5VをTA2020の2番及び8番ピンに供給する形を取っています。

さらなる高音質化のために、この5VをIC内部からではなく容量に余裕のある外部レギュレーターで作り出して安定供給する為のオプションパーツとして用意されているのが
【NFJ】 三端子レギュレータ7805+α 5V独立給電化キットです。

価格も安いし効果もあるので取り付けておいて損の無いオプションパーツです。

5V独立給電化キットの取り付けの際は基板裏面のプリントパターンを一部カットする必要があります。

カットする箇所は下の写真の丸で囲んだ部分です。

ta2020kit_041.jpg

拡大写真です。
下の写真で示した部分をカッターナイフや彫刻刀などでプリントパターンの銅箔をカットします。
勢い余って目的の部分以外のパターンを傷つけないように細心の注意が必要です。
カット後にテスターで導通を調べ、確実にカット出来ているかをチェックします。
これでTA2020の30番ピンの5V出力が2番及び8番ピンに供給されなくなります。

ta2020kit_042.jpg


5V独立給電化キットのパーツ一式です。

ta2020kit_043.jpg

最近のキットでは電解コンデンサの形や容量が異なっているようなので
この写真の通りではありません。
電解コンデンサの形や大きさで判断するのではなくコンデンサに印刷されている耐圧で判断して下さい。
0.1μFの積層セラミックコンデンサは2個付属しているようです。

では、部品の半田付け作業に入ります。

下の写真の丸で囲った部分の青い0.1μFコンデンサを外して、その場所に耐圧10Vの電解コンデンサを取り付けます。

現在販売されているのTA2020デジタルアンプキットではこの青いコンデンサはエンジ色のマイラーコンデンサに変更されています。

ta2020kit_044.jpg

電解コンデンサを極性に注意して取り付けます。

先ほど取り外した青いコンデンサを写真の位置に取り付けます。

三端子レギュレータの取り付け方向を間違えないように注意します。

ta2020kit_045.jpg

現在販売されている5V独立給電化キットでは0.1μFの積層セラミックコンデンサが2個付属しているので下の写真のように取り付けることもできます。
エンジ色のマイラーコンデンサ(最新版アンプキットに付属)がこのスペースに入らない場合はこのようにします。

ta2020kit_046.jpg


カップリングや電源周りのコンデンサ、ローパスフィルター用のフィルムコンデンサやインダクタを交換したり等々、
まだまだ他にもこのアンプキットの改造手段は山程あります。
自作オーディオならではの醍醐味ですが、追求しすぎるとキリがありません。
ゆったりと時間をかけて自分好みの音を探すのも楽しいですよ。

>>NFJストア ヤフーショッピング店

【注意事項】
NFJのTA2020デジタルアンプキットには組立説明書も無いしIC周りのプリントパターンの間隔も狭いので電子工作に不慣れな方にはオススメ出来ません。

しかし、ハンダ付け不良、ハンダブリッジによるショート、部品の取り付け位置の間違い、部品の極性の間違い等が無ければ動作します。
ハンダ付けに少し自信が出てきた人がチャレンジするにはとても良い素材だと思います。
もちろんこの自作キットにはサポート等は一切ありませんし全て自己責任となります。
記事内容のご質問等にもお答え出来ませんのでご了承ください。
当記事がほんの少しでもヒントになれば幸いです。



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